旅の記録

宮之浦岳に挑戦!

2021/10/2

宮之浦岳に挑戦しました!

山岳太郎の真鍋さんにガイドしてもらい、約10時間半のトレッキングでしたが最後まで楽しく歩くことができました。

今日は宮之浦岳の感想を日記のように書きていきます。

 

 

4時にお迎えがくるので3:30起床。昨日は9時に寝たけど12時ぐらいに目が覚めてそこから熟睡はできなかった。緊張もあるのかな?

 

安房から淀川登山口までは車で約50分。山道で酔いやすいとのことなので寝かせてもらった。

 

4:50 淀川登山口到着。空を見ると満天の星!

朝ごはんとトイレを済ませて5:30頃出発。

 

真っ暗の中ヘッドランプを頼りに進む。しばらくすると夜が明けてきてだんだん森の中が見えてくる。そのうちに気がオレンジ色に照らされてとてもきれいだった。朝日と朝焼けを見れるのは早朝登山の醍醐味だなぁ〜!

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朝日が登ってきた!

 

淀川小屋まで約1時間で到着。すっかり夜は明けた。ここが最後のトイレになるので済ませておく。

 

面白い形の木を見つけた。根が直角に曲がっていて、空洞になっている。前はこの空洞部分に倒木があったけど朽ちてなくなってしまったからこんな形になってるらしい。屋久島の倒木は倒木は腐りにくいから倒木の上に生えた木が大きくなってから倒木が腐るためこんな現象が起きる。屋久島ならではの光景みたい。面白い!

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直角に曲がった根

 

トーフ岩が特徴の高盤岳が見えるしばらくいろんな角度からトーフ岩を見られる。トーフ岩は昔はたくあん岩と呼ばれていたらしい。確かにたくあんの方がしっくりくる。

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高盤岳

 

小花之江河に到着。森を抜けてひらけた場所できれいだと思っていたら、もう少し進んだところにある花之江河の方が大きくて壮大だった。運が良ければヤクシカが食事してるらしい。

 

葉がトゲトゲしてるツガという松科の植物が生えているんだけど、下の方が長くて硬くなっていた。これは鹿に食べられないようにするためだそう。

植物は環境に合わせて自分を変化させ、人は人が暮らしやすいように環境を変化させる。すごく考えさせられる言葉。

 

シャクナゲの蕾が見れた!シャクナゲの花は5〜6月くらいに咲くけど蕾は半年以上前からスタンバイして冬を越すらしい。しかも毎年咲くわけではなく、2〜3年周期で咲く枝と咲かない枝があるから、不作の年や大量に咲く年があるみたい。今度来るときは6月に来たいなぁ。

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シャクナゲの蕾

リンドウもたくさん咲いててきつい登りでもリンドウに勇気づけられた!

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栗生岳から宮之浦岳への登山道はかなり崩落が進んでる上に急なので大変だった。でも森林限界も超えて見晴らしのいい稜線ですごく綺麗。天気にも恵まれて海まで見えた。

 

 

そして、九州最高峰、登頂!景色が良すぎる。最高のご褒美です。最高の景色を見ながらお弁当いただきました。

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ご飯を食べている間に雲が上がってきて景色が見えなくなってきたのでラッキーでした。素敵な景色は名残惜しいけど下山しないといけないので宮之浦岳とさよなら…

 

疲れているはずなのにハイカーズハイなのかメンタルが元気で、でも足は疲れていて下りは何回もこけた。笑

 

淀川小屋に戻ってきた時はもう少しで終わってしまう…まだ楽しみたいという感情が出るぐらい楽しい山でした。

 

小屋から少し降りたところにある川でカフェタイム。川に足をつけてアイシングしながら抹茶ミルクを頂いた。川の水は冷たいけどめちゃくちゃ気持ちよかった。

ちょうど光が差して綺麗な景色も見れた。なんという癒しスポット。

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光が差すと天使の橋というらしい。

 

アイシングしたら驚くほどにふくらはぎが復活して足が軽い!びっくりした。

 

真鍋さんがいろんな話をしてくれて勉強になったし、こんなに長い時間の登山は初めてだったけどものすごく楽しかった。

 

宮之浦岳挑戦して本当によかった。いろんな景色が見れて、登頂した時の達成感が味わえて、美味しい水も飲める、盛りだくさんな楽しい山。体力に自信がある人しか登れないから簡単にはおすすめできないけど、登れる方はぜひ登って欲しい。

 

真鍋さん、1日ありがとうございました。1日とは思えない充実した日になりました!

また登りたい!!