旅の記録

なんてこった…

2022/2/26

 

ダイビング4日目。

Sさんは荷物送るために今日がラストダイブらしい。父島は出港日当日の11時までに出せば帰る同じ便に乗せてもらえるけど、母島は前日の16時までに乗せないとダメらしい。それで友達はいろいろ工夫して送ってた。

 

 

 

 

1本目、2本目万吉場。

クジラが当たり前にいる海。ブロウが上がっても、ワーキャー言わず、何時の方向にブロウって冷静にみんなその方向を指差すようになってきた笑

ブロウ



 

 

 

1本目。めちゃくちゃクジラの声がする。クジラの声の振動が伝わってくる。これは近いんじゃないかって思うけど見えない。相変わらずカメがいっぱい。

 

 

 

 

2本目。さっきよりさらに声が大きい。

 

 

ふおーーーーん。ガガガ。コッコ。きゅいきゅい。

 

 

いろんな声が聞こえる。

 

目の前にカメがいた。友達がめっちゃいい感じにカメ撮ってたから私も撮りたくなって夢中になって撮ってた。そんでパッと顔を上げるとみんな喜んでた。いえーい!!!って。ガッツポーズしてる。

 

 

あ…クジラいたんや…

 

 

え、カメ撮っててんけど…

 

 

え…つら…

 

 

そのあともクジラの声は聞こえてた。私だけ見てないなんてつらすぎる。お願いします。クジラ様。けど願っても願っても見えなかった。

 

 

 

エキジットしたら、みんな喜んでた。別チームもみんな見てる。ほんまに私だけ見てなかった。つら。我妻さんにも、あれ見てないとは思いませんでしたって言われた。え、つら。カメ…撮ってたよ…

クジラを犠牲にして撮ったカメ



 

 

みんなに慰めてもらったけど、自分がアホすぎてその優しさが辛かった。むしろ笑ってくれとも思った。Sさんはそんなにカメラに集中してるなんてすごいよ!!って集中力をほめてもらうという…もうほんとみんな優しい。

 

 

 

もうつらすぎるから、無かったことにしようと思った。その方がいいわ。笑

 

 

 

3本目から参加する女性が、ホワイトボードのログ見てクジラは大体の人が見たって書いてるのを見て、誰が見てないのって私に聞いてきたから私です…って言ったら爆笑された笑笑 そのぐらい笑ってくれる方がむしろ気持ちいいわ笑笑

 

 

 

 

3本目も万吉場。

2本目見れたから期待を持ってエントリー歌声は近いけどさっきほどじゃない。お願い来てください!って願ってたけど目の前に現れることはなかった。

 

 

 

カンパチが優雅に泳いでた。

ピーカンやから太陽の光がめちゃくちゃきれい。友達と一緒に撮った写真気に入ってくれた。



 

 

今日も船長がエキジット後ホエールウォッチングしてくれた。

めちゃくちゃ近くに来てくれて船艇擦ってた…大丈夫かな。近すぎて白い影見えてた。ほんと幸せな時間。

 

 

 

 

ダイビング後、社長、Hさん、チームフリーはめちゃくちゃ喋ってた。チームフリーは同年代、無職、同じようにダイビングトリップしてる、ダイビングに対する熱量がすごいっていう共通点であっという間に仲良くなった。ほんとにダイビング熱が同じくらいの人になかなか会えないから嬉ぎる。なかなか出会えない貴重な存在。

 

 

 

出会いはないの?って話になり、私が男性に言われたことを話した。

 

「ダイビングなんかやめて俺についてこいって言われたらどうする?」

 

それを聞いたSさんは「私ならあなたはザトウクジラより価値があるんですか?って言う」と言ってた。爆笑。ザトウクジラより価値ある人間なんていないと思う笑 だって、クジラは存在だけで尊いもん。

 

 

社長にはこういうダイビング大好きすぎる人に働いてもらいたいって言われたけど。ものすごくブラック超えて闇企業らしい。ダイビング業界はきっとどこも似たり寄ったり…

 

 

 

晩御飯食べるとまた寝落ちしてた。

明日こそ