旅の記録

たくさんの出会い

2021/11/17

目覚ましが鳴った。まだ5:20だった。Yさんの目覚ましの音だった。農家仲間と朝6時からリモート会議なんだって笑 早すぎるやろ笑

 


少しして起きて朝6時からモーニングやってるカフェに行った。地元のおじいちゃんが何人か仲良く話していた。

オリーブオイルのトーストを注文した。さっくり焼かれていて美味しかった。

 

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朝日を見るために百合が浜が出るところまで行こうと思ってたけど、カフェでゆっくりしすぎたみたいで、だいぶ空が明るくなっていた。朝日の方向は暑い雲。上の方は晴れてるからピンク色。きれい。

 

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百合が浜へ向かう途中で一昨日案内してもらった神社が見えたから寄り道することにした。真っ暗の中見るのと陽が登ってから見るのとでは当たり前だけど全然違う景色。展望台から見る景色も石垣の様子もよく見えてきてよかったと思った。相変わらず下には分厚い雲が広がってたけど、太陽があるところだけ赤く染まって幻想的だった。結構長い間赤かった。

 


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神社を後にして海岸線を自転車で走り抜ける。曇ってるから海のきれいさは半減だけど、曇っててもきれいなのはほんとにきれいなんだ。ヤギがいる横を自転車で走るってすごいな。これがここでは日常なんだ。ヤギかわいいな。

 

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百合が浜か出現する浜まで来たけどなにもなかった。調べてなかったし、とりあえず行ってみただけ。笑 

 

 


ずっと海岸線走りたかったけど、時間がないから内側を回ってなんとか一周した。ヨロン駅に行った。こんなおしゃれなもの作ってあるのか…と思った。友達と来ればもっと楽しかっただろうに。

 


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与論島に着いたときに阿由葉さんが見せてくれたウェル亀。来た時は快晴で青い海だったのに、今日は灰色。来た時写真撮っとくんだったね。

 


自転車返したら、どこのゲストハウス?ってら聞かれたから、きっとこんな人には貸してないぞって思ってたに違いない。返せたけど。

 


宿に戻るとSさんにあった。Sさん、お見送りしてくれるんだって。なんて良い人なんだろう。

 


ウドノスビーチに行った。1日目に行った迷路みたいなところは潮が満ちてて途中までしか行けなかった。行ったら絶対見れるものより条件が合わないと見れないものの方がわくわくする。

 


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曇ってたけど、晴れてくれて見事なヨロンブルーを見れた!やっぱり晴れると全然色が違う。本当にきれい。

 

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11時ごろに戻るとYさんもいて、3人で写真撮ってなかったことに気づいて写真撮った。たった2日間だったけど1ヶ月ぐらい一緒に居たような感じ。こんなに仲良くなれるとは思わなかった。楽しかったなぁ。もっと一緒に居たかった。また会いたい。

 

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与論島から沖永良部島にフェリーで向かう。フェリーに乗るための階段が器材持ってる私にはとってもきつい。笑 そして、海峡不良のため、沖永良部島の港が和泊から伊延に変更。ケイビングの予約してるから、送迎を伊延に変更できないかお願いしたら承諾もらった。助かったーーー。

 


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フェリー着いたらトイレで着替えた。着替え終わったらシードリームさんがもう来てた。早速ケイビング

 


もう鍾乳洞の中の水は冷たいからウエットの上から繋ぎを着る。鍾乳洞の入り口はびっくりするほど森で言われなきゃ入り口だと分からない。ちょっとだけ登ると洞窟が出てきた。中に入ると地面が湿っていてかなり滑る。完全に入れば滑らないって言われたけどかなり不安になるぐらい滑った。

 


鍾乳洞には昔、人が住んでいた形跡が残っていた。土器の欠片が落ちていて土器の作り方が違うことからかなり長い年月人が住んでたことが分かるらしい。




レーズンヨーグルトみたいな白い丸い塊があった。水が落ちてくる場所に水溜りがあるとこういう形になるらしい。

 

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ここの鍾乳洞は泥だらけのところが多い。それは大昔に大洪水があって鍾乳洞は一回水浸しになったから。それが何年前の出来事なのか、新しくできた白い鍾乳石の長さを見れば分かる。白い鍾乳石は30センチぐらいだったから約900年前以前らしい。ただし、鍾乳石の成長スピードは水が落ちるスピードと比例するから毎年同じではないので確実な年数ではない。それでも、だいたいの年数が分かるのは面白いと思った。

 


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何百年も前のサンゴの化石があったり貝の化石があったり、大規模すぎて想像が付かないほど昔からある鍾乳洞。地球ってすごいなぁ。

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腰ぐらいまで水があるところを歩いたり、寝そべりながら進んだり、時には滑り降りたりしながら、最後の目的地である大きなリムストーンへ。奥までリムストーンが続いててすごい。ガイドさんがリムストーンの中にライト入れてくれた。完全するまで見ない方が感動するよって言われたから、後ろ向いて水の音聞きながら待ってた。しばらくして、いいよと言われたから振り返ると水色や黄緑色の幻想的な風景に変わっていた。めちゃくちゃきれい。

 

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ゆっくり写真撮らせてもらって、出口へ。外に出ると改めて特別な場所に居たんだなと実感した。ケイビングやってよかった。

 


宿は47ホステル。古民家を改装しておしゃれで綺麗なゲストハウス。


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晩御飯はシードリームさんに教えてもらった地元の人が集うお店「やまはた

」へ。行ってみるとすでに満席で、手前にいたおじちゃんに「席いっぱいですよね…?」と聞くと、せっかく来たんだからここ座り!と言ってもらいおじちゃんの輪に入れてもらった。一人でご飯食べることになると思ってたから思わぬ嬉しい展開。

一人旅でしかもこのお店に来てることが相当珍しい様子だった。無職であることを言うと、うちで働かない?とスカウトされた。若い人は都会に行って、島にはお年寄りしかいない上に、人材不足で困っているみたい。そして、パソコン使えるだけで重宝されるみたい。

 


隣の机に同年代の男女が3人いて流れで話することになった。3人とも2ヶ月前から沖永良部に移住してきて働いてるらしい。しかも、沖永良部に来た事なかったのにいきなり移住するという強者たち。この3人は沖永良部の仕事を扱ってる組合に派遣登録してるらしく、給料も保険もちゃんとしているから安心みたい。そういうにあるの知らなかった。すごい魅力感じる。奄美でそういうのないのかなって頭の隅で思ってた。

 


小さい島には仕事がないと思ってたけど、どこも人手不足なことにびっくりした。でも、求人は島内でしか行われてないから働ける人がいるはずもなくいつまでも人手不足は解消されない。そして、嫁不足問題もあるらしい。笑

 


リモートでいろんな場所に行きながら仕事するのが理想だと思い始めてるけど、好きな場所に移住して仕事するのもありだなぁと思うのであった。

 


話しは変わるが、今日来ている居酒屋に大富豪のおじいさんがいた。自ら大富豪だと言って「お金持ちがいるときの注文の仕方を教えてあげよう!」と言って、高そうな料理を注文していく。伊勢エビのお刺身、夜光貝のお刺身…値段は分からないけど、自分では払えない額なんだろう。食べていいと言われたのでありがたく頂いた。伊勢エビのお刺身はプリッとしてて甘い。夜光貝のお刺身はこりっこりで歯応えがたまらない。たらふく食べてご馳走してもらった。とてもラッキーだ。

 


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やまはたさんはおじいちゃんが漁をして、おばあちゃんが料理をしてる2人でやってるお店。観光マップに乗るようなおしゃれな店ではないけど、地元に愛されるお店で素敵だ。

 


帰りはなんと移住者の女の子に車で送ってもらった。加古川から車で地道に沖永良部に来たんだって。すごい。

 


今日はとても1日だとは思えない充実した日だった。