2022/2/9
ついに流氷ダイビングの日が来た。同じホテルで流氷ダイビングする人がいて、その人も流氷ダイビング初めてらしい。初めての水温すぎてどんな冷たさなのかも想像できない。ショック死したらどうしようとかパニックになったらどうしようとか不安で緊張してきた。その人と不安を共有した。
そして、ポイントに着いて陸の時点でめちゃくちゃ寒くてびびりまくり。茂野さんに、「冷たいどころじゃない、痛いですよ」って言われて覚悟しまくった。
そして、準備。
私の装備は
上:メリノウール+極暖+トレーナー+ウルトラライトダウン
下:超極暖のレギンス、ダウンパンツ、ジャージ、スノボ用の分厚い靴下に足裏にカイロ
そして、レンタルのヒートベスト
ドライの中にこんなに服着たことない。ぱっつぱつ。まず首が入らない笑
そして、茂野さんから衝撃の言葉。
「ウルトラライトダウンってあんまり保温力ないんですよね」
なんやてーーー!!!笑
私の渾身の装備なのに…笑
ま、これしかないから行くしかない。
なんとか首入れて、チャックも閉めてもらって、エントリーの場所まで行く。
道が悪いから器材はソリで運ぶ。
そして、そこからも時間かかった。
ウエイト装着して、お湯でフードとグローブをあたためて、まずフードを被る。5mmのフード被るのも一苦労。それから5mmのグローブ(ミトン)を装着。グローブは手伝ってもらわないと奥まで手が入らない。
次に氷に腰掛けて器材はを背負わせてもらう。最初はフィンも履かせてもらった。そしてマスクも装着してもらってやっとエントリー。こんなにやってもらうのはリゾート地でダイビングした時以来や…笑
ミトンのグローブを着けるとほんとに何もできない。
ごろたを歩いて水深出てきたらエントリーしてまず顔を水につけて呼吸できるかの確認。シャーベット状の氷が水面にを覆ってるから顔つけてもなんも見えん。とりあえず呼吸はできる。
ほんまに冷たいどころじゃない。痛い。でもだんだん慣れてくる。というか麻痺?笑
進んで行くと流氷が水面に出てきて、見たことのない景色になった。流氷と水草が見えた。氷と草のコラボ!すごくない?
水面は白と水色の世界。なんて神秘的。そして、流氷は想像を超える大きさ!人間の3〜4倍は普通にある!
でも、やっぱり寒い。ダイコン見た時にダイブタイム10分やって、まだ10分しか経ってないのか!と思った。20分が限界なのはすごくわかる。
最後にクリオネ見れたー!!
エキジット。器材外してもらって、ひっぱり上げてもらって、グローブ外してもらって…ほんと助けてもらわないとできない。笑
こんなに大変だとは思ってなかった。
茂野さんが流氷ダイビングのスタッフをしようと思ったのは、去年初めて流氷ダイビングをして、こんなにもやってもらわないとできないのか!と思ったからだそう。自分でできるようになれば幅が広がると考えたらしい。向上心!さすがプロ。これを自分でできるようになるのは大変そうと思ったけど、茂野さんできてたな。すごいな。
休憩して2本目。
慣れてきたこともあってか、周りを見る余裕が出てきて、こんなに冷たい海の中、普通に生きてる生き物たちに目を向けられた。オキアミみたいなちっさいエビとかカニとか丸まっててかわいいコクチクサウオとかキラキラしてるクラゲとか…いっぱい!楽しいかもしれない!
けど、もう足の感覚がなくなりそうになっててやっぱり寒い。3本行くって言ってる人が何人もいて、こんな寒いのにすごい…と思ってた。
お昼はあったかいホワイトシチュー!美味しすぎた!
ホテルに帰って即温泉!あったまる〜!
私と違うチームの人がログ付けの時間教えてくれて参加させてもらうことに!なべさんが来て、私も参加していいですか?って聞いたら快く参加させてくれた!
なんと、なべさんは石垣島から1ヶ月スタッフとして来てる方!おそらく日本で今1番あったかいところから知床へ。寒暖差!面白い人がいるもんだ…笑 なべさんめちゃくちゃ良い人で、図鑑で生物の紹介してくれるし、いろんなお話してくれてあっという間に1時間経ってた。こんなに楽しいログ付は久々や。
石垣でショップしてて、ハゼが大好きということやから、なべさんとこのショップ絶対行こう。
今日も豪華な晩ごはん。
食べたかったホッケの開き!本場のホッケは肉厚でふっくらしてて美味しい!
そしてボタンエビのお刺身。甘くて美味しい。
でも、1人で美味しいごはん食べてるとなんか悲しくなってくるな。ごはんは誰かと楽しく食べて作った人の顔が見える方がいいなって思った。
明日も流氷ダイビング!
流氷は生き物。
明日はどんな景色が広がってるかな!